農業 就農 ピンチ
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農業 就農 ピンチ [農業]

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後継者が少ない仕事に農業が有ります。
戦後の農家は、子供から見ても過酷な肉体労働に見えました。

早朝から日の暮れるまで、草鞋を履いて仕事をしていました。
昼飯も、土間で草鞋を履いたまま飯と漬物・・・竹の子の時期は山ほどの
煮物を作ってカキ込んでいました。

草を切り・釜を研ぎ・家畜の世話・薪集め。
雨の日も風の日も休む暇は無かったようです。

蚊・ブヨ・ヒル・マムシなど危険も一杯の職場だったようです。
昭和30年位の記憶です。

農業協同組合が出来、一気に機械化が進んだようです。
おそらく農業協同組合は金を貸付け、個々の農家に高い機械を売り付け、
規模を拡大して行ったのでしょう。

1年に数日も使わない機械を「あの家も購入されたので、貴方も買わないと
勝負に成りませんよ」位のことは平気で言って購入を促したに違い有りません。

共同で使いまわせば1台で済む物を、1年の中に350日は納屋で眠って居た筈です。
種や苗等も「メーカー」の支持通り「ミカン」が良いと言えば全員にミカンの
苗を売り付け、収穫の時期には「価格暴落」でミカンの木を全員切り倒した・・・
等の話を聞いた事が有ります。

現状は米を作っても利益が出ず、機械が壊れたら廃業しようと決意されている方が
沢山いらっしゃる様です。

ただ頭脳明晰な方は「春の七草」・・・・雑草の詰め合わせを作って大儲けしている
ようです。
花農家では突然変異の「リンドウ」で特許を取り、これまた一人勝ちの御仁も
いらっしっしやいます。

四国の方では「葉っぱ」ビジネスで成功している元気なオネエサン方も活躍中とか。

要は人と視点を変え、「目の前に転がっている物に、新しい価値を」見つければ良いのです。

自然の中で美味しい空気を吸い、土に触れ、適度に肉体労働をするこの仕事自体は
素晴らしい仕事だと思います。

問題は国の政策に有ると思います!

農業のプロの技術を次の代に引き継ぐには、もうギリギリの時を迎えて居ます。
それこそ「ピンチ」です。


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