地鶏とは
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地鶏
平成11年6月21日に改定された日本農林規格「JAS法」による「地鶏の定義」に依ると、
地鶏とは明治時代にその種が日本に存在し、その血統を50パーセント以上引き継ぐ鶏で、
飼育期間が80日以上であり、 28日令以降 は、平飼いで1㎡当たり10羽以下の飼育
設備を持ち、それを農林法で定められた方法で証明された鶏を「地鶏」と言います。

普段スーパの店頭に並んで居る食肉用の鶏をブロイラーと言います。
地鶏とブロイラーは一体どこが違うのでしょうか?

ブロイラー
ブロイラーは「シャモ」の様な大きなオスと、病気に強く生育の早いメス鶏を掛け合わせて生まれた雛に、
昼夜休みなく無くエサを食べ続けさせ、一日でも早く出荷出来る様に改造され続け居る食肉用の鶏の事です。

早いものは生後50日前後で商品に成ります。
何故早く大きく成る方が良いのかと言えば、
一日約7(為替の関係で現在はもっと高く成っていると思います)円位のエサ代がかかるからです。

仮に3キロの鶏に育った場合、50日で出荷出来た鶏と出荷に70日かかった鶏では一匹あたり420円の価格差が出ます。
一日300羽平均出荷すると仮定すれば、月に300万円位の収入の違いに成ります。

ブランド系ブロイラー
鶏も牛肉と一緒で一定の成育日数(400日位)に成らなければ鶏本来の味には成りません。

ブロイラーとは一味違う肉質と味を出す為、飼料や飼育方法に工夫を凝らしたブロイラーを
ブランド系ブロイラーと呼んで居ます。

種鶏
ブロイラーのヒヨコを生ませる鶏を、ブロイラー種鶏と言います。
ブロイラーは成長の早い鶏は生後50日位で店頭に並ぶ鶏ですが、
1日7円の餌代が掛かる為、1日でも早く大きく育つ様に体の大きなオスとメスを掛け合わせます。

このメス鶏を種鶏と言うのですが、この鶏は450日で加工場に送られ食肉に成ります。
何故450日で殺処分されるのかと言うと、450日令以上経って生まれたヒヨコは病に弱かったり、
成長も遅い事が多い等の理由で450日で殺処分する取り決めに成って居るのです。
この鶏は歯応えが有り、脂の乗った物はお奨めです。

親鳥
採卵鶏の鶏で採卵率の悪くなった鶏は殺処分されます。
昔は廃鶏と呼ばれて居ましたが、成鶏と名前を変え現在は親鳥と呼ばれて居ます。
700日令位の鶏ですから、歯応えが有り根強いファンが居ます。

肉質は年を経るごとに固く成りますが、固い肉が好みの方もいらっしゃって、
特別「地鶏」だから旨いと言うわけでは無い様です。

ただ地鶏と言うと、旨い鶏と言うイメージが付きまとい、高値で取引されて居ます。
だからブロイラーを地鶏と偽りたく成ります。

スーパー等では表示義務が有るのですが、飲食店レベルでは余り問題になって居ないのが実情です。

傍デパートで「偽ブランド品」が販売されて、問題に成っていましたが、
ブランド品を身に付けたからと言って、人格が上がる訳でも無いでしょうに。

豊か過ぎるのでしょうネ! 今の日本は。


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