スイスフランの為替相場高騰

為替相場で2015年1月15日18時53分に、スイスフランの為替相場が高騰し、衝撃的な事件が起きました。

リーマンショック以来の出来事の様です。

外国為替市場で先週、スイスフランが急騰したことを受け、
外国為替証拠金取引（ＦＸ）業者が１９日、相次いで損失を公表しました。

通常のFXトレードだと入金している元金以上の損失がでないように、
ある程度の損失まで行くとロスカット強制決済される仕組みです。

ロスカット強制決済されることにより、元金割れしない仕組みなのですが、 今回のスイスフランショックは常軌を逸した状況になりました。

ロスカットの発動が追いつかないほどの光速で、相場が高騰してしまつたのです。

ストップロスが掛かる時間が無かった為、マイナス追証金が発生し、
最近のFXトレードでは滅多に見られない状況が起こってしまいました。

これはロスカット強制決済出来なかった証券会社に、責任が有りそうな
気がするのですが、口座開設時に以下のような注意事項がしっかりと表記されています。

通貨等の価格または金融指標の数値の変動等により、
自動決済（自動ロスカット）が執行されて損失を生ずる
事となる可能性があり、場合によっては、当該損失の額が預託された
証拠金の額を上回る恐れがあること。

外国為替取引は個人責任での契約になるので、
提供されているトレードシステムとは別に、
しっかりと契約履行する責任が有るのです。

今回みたいな巨額のマイナスを抱えるトレーダーが多数出た場合、
追証金を回収できないリスクがFX運営会社にもあるので、
当分はちょっとFX運営会社も状況怖いですね。

早くも海外のFX業者である「Alpari UK」は破産宣告したようです。

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